温故

完了検査の立ち合いに行ってきました。

この藤沢の現場は、お引渡しに向け最後の仕上げをしています。

 

検査の帰り道、現場の近くでこんな建物を見つけました。

 この建物は昭和8年に診療所として建てられて、

現在は国指定の有形文化財で、市民の集会所の様に使われているそうです。

 

今回時間が無くて中を見ることは出来ませんでしたが、

この出窓は、部屋側にもう一枚建具があり二重サッシになっているそうです。

窓上には霧除けがつけられて、木製サッシを腐りにくくしてあります。

 

窓の下の出っ張りは、通気口になっているそうです。

 

屋根の上にも通風孔が設けられ、窓下から入った空気が、

温度差を利用して自然に抜けるように設計されています。

 

診療所ということもあるかもしれませんが、

この時代にこれだけ室内環境に配慮された設計に驚きました。

今でも十分通用する仕様です。

 

また、木造の家を壊さず使い続けることは、二酸化炭素排出を抑えることになります。

近代ホームグループも見習って、長く使ってもらえる家を作っていきます。

 

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