木造建物の防火に関するセミナー行ってきました。
セミナーを主催する団体の認定構造に関する話かと思いきや、然ににあらず…
木造建物の可能性を広げるお話。
講師の方は国から依頼を受けて、木造建物の耐火実験をしていらっしゃるのだとか…
火事のメカニズムを知って効果的に内装や、外壁を耐火仕様にすることで
木造でも鉄筋コンクリート造や鉄骨造と同じくらいの耐火性能持たせることが出来るそうです。
普段木造を扱っている我々も「木造住宅は火に弱い」は常識と思っていましたが、
確かに木は燃えはするが、見方を変えれば、下手なサイディングより火事に強いのだとか…
講演の中で、実物大の木造校舎を燃やした試験を映像で見させてもらいました。
最初の試験校舎は内装を木だけで作ったので、すごい勢いで燃え落ちましたが、
2回目に作られたものは梁や柱に木を見せて、壁天井に燃えにくい素材を貼ることで、
1時間以上経過しても火種が全く燃え広がらなくなっていました。
お話も実験の映像も固定概念を覆す大変面白いセミナーでした。
その帰り道、こんなところへ寄ってきました。
まるで万華鏡をのぞいたような天井
普段前ばっかり見て歩いていると気づきにくいですが、、
ちょっと視点を変えるとこんな面白い風景に出会えます。
さて、この天井が何処にあるかというと
………東京駅は丸の内駅舎でした。