続けて登場! 市川のK様邸です。
奥様を老々介護された経験から
自分の介護には出来るだけ手がかからないようにと
手摺
手摺
手摺
トイレの照明も、消し忘れても大丈夫なスイッチを取付けたり
以前ご紹介した車いす用のスロープ…等々
「この家を介護住宅にするんです。これからは近代さんも介護住宅に取組んだほうがいいですよ!」
とよく仰っていました。
その他にも、ご自分の思われる完成形に近づけようと色々なアイデアが次から次へと出てきて、
そのたび達筆なお手紙が届き、お引き渡ししてから以降も、数年市川に通いました。
中でも一番心配され、工事を急いで欲しいと要望されていたのが↓↓↓これでした。
ハネ出しバルコニーに孫、ひ孫たちがのってはしゃいだら落ちるのではないかと………
メーカーから強度に関する資料もらって何回も大丈夫ですよと説明したものの、
結局納得されず、写真のような補強柱を設置することになってしまいました。
この時は「これで安心しました。」とおっしゃっていただき、ほっとしたのですが…
この工事が終わってから数か月後、
本当に安心したかのように逝ってしまわれました。
もうちょっとゴネて工事をのばしていたら、
その分長生きされたのではないか……
机の前に貼ってあるK様の写真を見るたびにそんなこと思います。