デザインセンター岩崎です
地方地方で食べ物等が変わるのは当然なのですが、変わって困るものもありますね。
「寸法」…さすがにこれは行く先々で違っては混乱するでしょう(^_^.)
……と思うのですが、実は建築の世界では違うことがあるのです。
柱と柱の間隔の寸法を「間」(ケンと読む)といって1.82mが基本!
、 ………………のはずなのですが、
これが地方によって違うのです。
建物の大きさあらわすのに、よく間口3間の奥行き4間とかいったりします。
関東では5.46mX7.28mとなりますが、山陰地方では5.955mX7.94mとなります。
山陰地方では1間が1.985m、私はむこうで建築の仕事を始めたので、
当時はどこでもこの寸法なのだと思っていました。
しかしながら、山陰でも壁の下地に張る石膏ボードの大きさは1.82×0.92mなので、
わざわざ柱、間柱の上にまた1本、「胴縁」という木を横に取り付けてボードを貼っていました。
どうしてそんなことをするのかと大工さんに聞くと
「柱、間柱は反ってくるから、直に貼らない方がいいんだよ<`ヘ´>」
なるほど! と何も知らない当時の私は納得しましたが、
後々ツーバイフォーをやることになり
この工法は、ボードなどは柱、間柱に直貼りしなければ成り立たず、
当然ボードなどの規格の1.82m×0.91mに合わせなければならないのです。
同じ大工さんにやってもらったところ、
「やっぱり、この寸法でやった方がボードのロスもないし、なにしろ仕事が楽でいいね。」(@_@;)
~分かっちゃいるけどやめられない♪~
、 はたして、その本当の理由は何なんでしょ(ー_ー)!!す