今まで、私は自分の国の経済発展が遅れることを信じていなかった。
高層マンション、インフラ整備、あちこち走る高級車・・・
表面を見るだけだと、全くバブル崩壊になっていない。
実際話をゆっくり聞くと、実態が少しずつわかるようになってきました。
応募に来た職人さんと一人ずつ話機会があり、
みんなの口からいろんな情報を聞き出すことができました。
2年前までに建築の仕事がいっぱいで、あちこち職人不足が起っています。
昨年になると、一気に仕事がなくなっています。
建設途中のマンションも急に動きが止まり、年収は2年前の半分以下になってしまいました。
地方都市の不動産在庫は深刻な水準まで積み上がっており、
新築マンションが売れなくて、ゴーストタウンになる所がたくさんあります。
また途中で建設会社が資金調達できず、工事が止まらなければならなくなり、
瀋陽市内もあちこちマンション建設工事が途中段階で止まっています。
完成した大型マンションがほとんど入居されていない。
中国の株式市場が不安定となるなか、中国は不動産市場というリスクも抱えており、
今年も世界経済は中国の動向に左右される展開が続きそうです。