電光石火で土地が決まってからのお話です。
2月16日に、土地の買い付けをいれたところまで、前回お話しておりました。
売主さんとの日程調整の結果、双方同席の
土地の契約を、2月28日に行うことが決定。
当日、土地契約の為の様々な条項の読み合わせ、数々の書類にサインをしていきます。
建物の請負契約も、同じように分厚い契約書の読み合わせ、そして書類にサインをして……
という流れですので、似たところもあります。
土地契約の条項の中で重要になるのが、
『住宅ローン』との期日です。
今回私たちの計画は、住宅ローンを組み、土地の代金から住宅ローンを充当します。
近代ホームにご相談にいらっしゃる、土地からのご計画のお客様も
8割9割が、住宅ローンを組まれてのご計画のお客様です。
『土地だけ』購入のためにローンを組むことはできず、あくまでも住宅を建築するために
土地を購入する『住宅ローン』ですので、
土地の契約とセットで、建物の請負契約を結ぶ必要があります。
そこで気にしなくてはならない期日が、土地の契約条項内の
『住宅ローン 本承認期日』です。
この時点で、銀行からの『仮承認』は降りていたのですが、『本承認』は
土地と建物、二つの契約書を提出しなければ、おろしてもらえません。
私たちに与えられた
『住宅ローン 本承認』の期日は、3月末。
一ヶ月内に、建物の請負契約を結ばなくてはならないのか……………
と思ってしまいがちですが、
決して3月末までに建物の請負契約が結べればいい、というわけではありません。
必要なのは、3月末に『住宅ローンの本承認がおりていること』なのです。
本承認は、1日や2日でおりるものではありません。
特に私たちの場合、3月末というどこも決算期でもの凄く忙しい時期でした……
そのため、銀行にどのくらいかかるか確認し、逆算してはじきだされた
建物請負契約のリミットは…
3月13日。
つまり、土地を契約した2週間後には、建物の間取り、金額も含めた請負契約を
結ばなければならない、ということです。
これが、
『土地を決める前に、“この住宅会社、工務店で建てたい!”という
ところを、絶対に決めておいてください!!』
という理由です。
もちろん私自身、こうなることは知っていましたので
これまでご相談にいらっしゃった、土地からのご計画のお客様にも、
『とにかく時間がないんですよ!』
というお話を何度もしていました。
しかしこれが、
『知っているだけの知識と、実際に自分で体験するのとの違い』
なのだと思い知らされました。
思っていた以上に、本当に時間がないのです。
2週間で、会社選びから契約をするということは、人によってはもしかしたら
不可能ではないのかもしれませんが、時間に追われて冷静な判断ができなくなる、
という危険性がとても大きいと思います。
なので、先に土地を決めようと思わずに、まずはどこの住宅会社で建てる家に住みたいのか、
ご家族でじっくりと、納得のいくまでお話ししてください。
土地を決めるのは、それからでも遅くありません。
今回も長くなってしまいましたが、
皆さまのご計画の、何か少しでもお役にたちましたら幸いですm(_ _)m