挽立

岩﨑です。

建築初心者の頃の私を悩ませた言葉。

「木材の断面寸法は,引出線で部材断面(横寸法×縦寸法)が示されている場合はひき立て寸法を,

寸法線で部材寸法が示されている場合は仕上がり寸法を示す。」

これを図面で表すと…、

 

特に柱などは、

 👈このような壁ボードに隠れてしまう材料は、

 

挽き立て寸法と言って、

  

製材所で、切ったり削ったりした材料をそのまま使うのですが、

 

真壁の和室に使う材料は、

製材所から来た材料を、

大工さんが表面を削って、綺麗にしてから使います。

なので、

同じ材料なのに違う寸法数字になります。

よく先輩に図面や見積りに寸法書く時、注意するよう言われ、

注意されれば注意されるほど、どっちがどっちか分らなくなり、

よく間違えていたのですが、

 

今は、真壁和室も少なく、たまに和室があっても、

表面を削ったりせず、薄い木の板を貼り化粧をした材料を使うことが多く、

105㎜角と頼めば、そのまま105㎜角の柱が届けられるようになりました。

きっと、私以外にも間違える人が多かったんでしょうね。

 

 

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