樋端

岩﨑です。

今回は、←こちらの資料から「ひばた」のおはなし。

 

近代ホームグループでは、造作の建具は滅多にありませんし、

あったとしても特殊な形状や仕様が多いので、

敷居や鴨居の手配をしてくれる材木屋さんから

「ひばた」の寸法はいくつにするんだと、必ず質問が来ます。

 

ひばたとは、

建具が通る溝(樋)の端の部分、

 

建具を作るのは建具屋さんですが、

敷居鴨居を作るのは大工さんという分担となっており、

建具の仕様や高さでこの溝の寸法が変わるので確認が必要なのです。

 

さて、この溝の加工をするのに山陰地方(米子市付近)では、

「ひをつく」と言っていたと思うのですが、こちらでは通じませんでした。

この言葉、webでもなかなか出てこないので自分の記憶間違いかと思っていましたが、

 

 

見つけました。

日本刀の側面に入っていることがある溝、これも樋(ひ)と言って、

この溝を入れる作業を「樋を突く」と言うそうです。

 

溝を作るとかいうよりも、「樋を突く」と言った方が

ちょっと、カッコ良く聞こえますよね。

 

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