デザインセンター岩崎です。
先日「タテさん」こと水島親方の現場に行った時、こんなこと教わりました。
建築現場で見かける差し金
これの裏にはとても便利な「裏目」というものが刻まれています。
水島親方がそれの使い方を教えてくれているのですが……
これをこうして、
ここで寸法を取って
こう線を引ひくとな…
「隅木」の寸法なんだよ
え? え? え?…(・_・;)
隅木というのはこんな形の屋根…
流れ方向が違う屋根面と屋根面が合わさる部分
の下にある木のこと、これは「隅木(すみぎ)」と読みます。
この木の勾配は、同じ4寸と4寸の勾配の屋根が取り合っても4寸にはならないのですが、
水島親方は、差し金の裏目を使うとこの勾配を簡単に出せるというのをやって見せてくれてます。
あまりにも手早くて何をしているかわかりませんでしたが、
確かに隅木の勾配らしきものが、あっという間に描けていました。
現場でややこしい√(ルート)計算なんかしなくても
簡単に寸法出せるようにした、すばらしい先人の知恵です。
そして、この差し金の裏にはこんな文字も…
この寸法を基準にして建てると吉を呼ぶ家になるのだとか…(^o^)
建築現場に行くことありましたら、大工さんの差し金を見せてもらうのも面白いかもしれません。
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